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憧れのひと。美輪明宏さんの本から学ぶ人生哲学

こんにちは、アンです。

私には、ずっと憧れているひとが何人かいます。

そのなかの特別なひとりが、美輪明宏さんです。

美輪明宏さんを知ったきっかけは、当時のアルバイト先の先輩が、美輪さんの本をすすめてくれたことでした。

それが『天声美語』という本です。

美輪さんは、すてきな言葉をこれまでに数多く発信されています。

祖父母がいない環境で育ったこともあってか、美輪さんの書かれる内容のほとんどが、私にとっては祖父母から教えてもらう内容のようにも思えました。

祖父母がいたら、もしかしたらこんな言葉をかけてくれたかもしれない、と思いながら読んでいました。

『天声美語』の後ろの方に、美輪さんがリストアップされた、読んでおきたい本や聴くべき音楽などの一覧が載っていて、それ以来、そのリストを参考に、片っ端から読んだり聴いたりする日々が始まりました。

当時まだ20歳そこそこだった私に、とくに強い影響を及ぼしてくれたのが、「文化芸術は心の栄養」という言葉です。

子供の頃から本は好きでしたが、美輪さんの本に出会うまでは、自発的に文化芸術に触れる機会はそれほど多くありませんでした。

のちに私が観劇や絵画に興味を持ったのは、美輪さんの言葉の影響もあると思います。

そういえば、美輪さんの「文化芸術は心の栄養」という言葉を実感することが、年々増えてきたなと思います。

こんな時代だからこそ、人々に必要なのは文化芸術だと、いまでは私も心からそう思います。

生きていると毎日いろんなことがあります。

心を強く持って進んで行くためには、心に栄養を与えてあげることが不可欠。

美しい文学、音楽や美術に触れてみる。

部屋にお花を飾ったり、きれいな景色をみたりする。

そういったことは、自分を大切にすることに繋がりますね。

私のなかで、美輪さんの2冊目の本となったのが『乙女の教室』です。

この本の、ある一節に、しんどい思いをしていた時期の自分がどんなに勇気付けられたかわかりません。

説得力のある心強い言葉。美輪さんの言葉に、私はこれまでなんども救われてきました。

心から、ありがとうございます、とお伝えしたいです。

美輪さんの舞台を観に行くのが、私の長年の夢です。

黒蜥蜴、観てみたいなあ。